Bill Evans『Explorations』
数週間前、Bill Evansの12 Classic Albumsセットを購入した。
ふと「ジャズがわかるようになったら……楽しいんじゃない!?」と思い立ったからだ。
とはいえぼくはジャズに関しては完全に門外漢。
まずは「ジャズ入門盤紹介!」みたいなサイトを見て回ったけれど、みんな挙げているアルバムもアーティストも違ってあまり参考にならず、
ジャズに詳しい知り合いもおらず。
八方塞がってしまい「ジャズ入門してえ」みたいなことをツイッターでボソボソ呟いたところ、人がBill Evansを勧めてくれた。
そこでググってみたら、なんとアルバム12枚セットが2500円弱で売られているではないか。
これはもう天佑神助、神がBill Evansを聴けと勧めているのだと舞い上がったぼくは、その場でポチってしまった。
ぼくのCD棚の奥には、そうしてポチられたボックスセットがいくつもホコリをかぶっているのだが……
さて、そうして入手した『Explorations』だが、
なるほど非常に聴きやすい。
「ジャズというのはアドリブであり、アドリブとは演奏者同士の会話である。パッセージの応酬によるスリリングな展開が云々……」
などと書き連ねてあるサイトを見ては、「ウへーこりゃ高尚な世界だなァ」と怖気づいていたぼくだけど、
このアルバムは何も考えずに聴いたって、気持ちいい。
なんとなく耳障りの良いトリオの音を聴いているだけでも楽しいし、
ちょっと集中して聴いてみると、ソロの中にも盛り上がりや掛け合い、歌心なんかがあることがわかり、思わずワクワクしてしまう。
これからいろんなアルバムを聴いて聴きどころを掴んでいけば、もっと楽しめるのだろう。
ライブなんかに行ってみるともっと理解が深まるかもしれない。
う~ん、なんだか新しい世界を垣間見ることが出来た気がするぞ。
お気に入り度★★★
「Beautiful Love」と「Nardis」が好きだった。