The Cardigans『Life』
今回はThe Cardigansの『Life』。
20年ほど前に日本でも大流行したアルバムらしい。
まずヴォーカルのニーナ・パーションがいい!
気怠げながらも楽しげで、もう聴いてるだけで幸せな気分になっちゃう。
しかもフワフワ一辺倒ではなく、たまにコブシを効かせたり、息を混ぜたりして緩急をつけている。
このへんの歌い回しは椎名林檎を彷彿とさせるなあ。Cardigansが影響を与えたのだろうか。
バンド側もドリーミーな音像を保ち続けているけど、ドラムが変則的だったり5拍子だったりテンポチェンジが頻繁にあったりと、決してポップで親しみやすいだけではない多彩な表情を見せてくれる。
その多彩さが、まさにLifeというか、様々な出来事がありつつも、平穏に、気だるく過ぎていく日常を思わせて心地いい。
20年の歳月が過ぎても、普遍的な良さを感じさせてくれる名盤だった。
お気に入り度★★★★
「Carnival」「Fine」が好きだった。捨て曲は全くないんだけど。