Rainbow『Bent Out of Shape』
今回のアルバムはRainbowの『Bent Out of Shape』。
Rainbowというと、Deep Purpleよりもさらにリッチー・ブラックモアのワンマンバンド的なイメージがあり、
ギターが前面に出るゴリゴリのハードロックをやっているのだろう、という先入観を持っていた。
前にRainbowのライブ映像を見せてもらったことがあるのだけど、曲間ではMCもなくリッチーが延々とギターで歌っており、
「あっ、こういうのを楽しむバンドなんだな……」と思った覚えがある。
でも、このアルバムを聴いて、その先入観は打ち崩された。
まず驚いたのがその曲調。なんというか、すごく80年台的な音だ。シンセとボーカルが前に出て、ポップなメロディをやっていく感じの。
ジャーニーなんかに近いものを感じる。「産業ロック」って言葉はあまり好きじゃないんだけど、そんな感じ。
思ったよりも親しみやすく、サラッと聴けた。
けどまあ……それだけなんだよなあ……
求めてるものが違ったんだろうなあ。
tr.8はまさにぼくが想像していたリッチー・ブラックモアのバンドの曲!という感じで好きだったんだけど、アルバム全体からは明らかに浮いてるしな。
調べてみたら、なんでも後期のRainbowはポップな路線の曲が多く、このアルバムはその代表格だとのこと。
また初期を聴いてからこれを聴き直したら、印象が変わるのかもね。
お気に入り度★★★
「Drinking with the Devil」が好きだった。