Joy Division『Unknown Pleasures』
今回のアルバムはJoy Divisionの『Unknown Pleasures』。
これまた有名なジャケットですね。
暗い曲調の曲ばかりではないのだけど、
全曲がひどく冷ややかだ。身体の芯以外を削ぎ落とされて吹きさらしにされるような感覚に陥る。
単調であまり上手いとは言えない演奏と、押し殺してきた感情が少しずつ溢れ出しているかのようなボーカルの対比がなせる技だろうか。独白を聴いているような気分になる。
歌詞はまだ詳しく見ていないけれど、曲からは全体的に疎外や孤独を強く感じるな。
社会の中における個人の孤独や疎外というものだけでなく、マルクス的な人間存在からの疎外に対する反発のようなものを感じたけど……いや、さすがに初聴で適当なこと言い過ぎだな。
もっと聴き込んでいきたい1枚。かなり聴くタイミングは選ぶだろうけど。
お気に入り度★★★
「She's lost control」「Shadowplay」が好き。