THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『CASANOVA SNAKE』
今日のアルバムはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『CASANOVA SNAKE』。
大名盤『GEAR BLUES』に次ぐ5thアルバムだ。
いや、今回もゴリゴリで最高だなあ!!!!
とはいえ、前作とは打って変わって親しみやすい雰囲気。
ずっと明るいかというとそうでもないんだけど、ひたすらバンド内のテンションに任せて突っ走ってる感じで、その親密さ、ドライブ感が良い。
前作が緊張だとしたら、今作は開放だろう。
全曲ゴリゴリのロックンロールだから体力は使うけど、カラッとしててめちゃくちゃにテンションが上がる。
特に「プラズマ・ダイブ」からの「リボルバー・ジャンキーズ」。
ここまでカラッとはっちゃけた曲はこれ以前にもこれ以降にも無いんじゃなかろうか。まだ何枚か聴いてないやつあるけど。
そんなカラッとしたアルバムを〆るのが、「ドロップ」なんだけれど、この曲は他の曲とまったく趣が違う。
楽器隊はひたすら同じような進行を繰り返し、その上でボーカルが切れ切れに叫ぶ。
そのジワジワと何かが進んでいく感じが、まさに「じりじりと夜になる」ようで、胸に迫るものがある。どんどん気持ちが落ち着いてきて、「ああ、もう終わるんだな……」という気分になる。
狂乱のアルバムを締めくくるのにふさわしい名曲だ。
お気に入り度★★★★
「プラズマ・ダイブ」「リボルバー・ジャンキーズ」「ドロップ」が好き。