Roland Kirk『Volunteered Slavery』
今回のアルバムはRoland Kirkの『Volunteered Slavery』。
Roland Kirkは全盲のサックスプレーヤーだが、
ジャケットを見て分かる通り、単なるサックス吹きではない。
一気に数本の管楽器を咥えて、アマガエルのように頬を膨らませて、息継ぎもなしに吹く、吹く、吹く!!
この凄まじい見た目に惹かれて購入してしまったんだけれど、肝心の音楽はどうかというと……
ジャズなんだろうな、と思って聴いてみたけど、ジャズではなかった。
もうこれはアレだ。「ローランド・カーク」というジャンルになっちゃってる。
ファンクっぽかったり、ゴスペルっぽかったり……「ブラックミュージックの集大成」なんて言われることもあるみたいだけど、まさに総合音楽だ。
彼のプレイは、どの曲をとっても、まさに「炸裂!!!!」という感じ。どこを聴いても爆笑、興奮、喝采がないまぜになった感動に襲われる。
いや、凄まじいなあ。ひたすらパワフルだ。
お気に入り度★★★★
「Volunteered Slavery」「I Say a Little Prayer」「One Ton」あたりが好き。