MAROON5『Songs About Jane』
昨日がとことん重いアルバムだったので、今回は軽めのアルバム。
MAROON5の『Songs About Jane』。
全体に淡く哀愁が漂ってはいるものの、ボーカルの声質と軽快なリズムのせいかあまり本気には聴こえないなあ。
近付いたら「なんとなくアンニュイな気分なんすわ笑」みたいなこと言いながら肩叩いてきそう。
昨日の『SABRINA HEAVEN』が重すぎたのもあり、ヘラヘラ感が際立つなあ……
しかしそのヘラヘラ感は、悪いものではない。
むしろ、ヘラヘラしているお陰で、どの曲もめちゃくちゃポップで聴きやすいものになっている。このポップさがMaroon5のウリなのだろう。軽めの音ながらパワフルな表現力もあり、聴き疲れしないのに印象に残る。
特に「This Love」「Sunday Morning」なんか、もう一聴しただけで誰もが口ずさめちゃうほどにポップ。いや、これは本当に凄い。それこそ『SABRINA HEAVEN』のような、体力を奪われるタイプのアルバムは聴くにもTPOを選ぶ。いつでもどこでも聴けてすぐいい気分になれる曲はありがたいものだ。
外で聴いたら気持ちいいタイプの音楽かもしれない。「Sunday Morning」なんか、タイトル通り日曜日の寒い朝に聴いたら、一発で京都の裏路地もニューヨークの大通りに……
いや、なって御池通くらいだろうな。
お気に入り度★★★
「Sunday Morning」が好きだった。ジャミロクワイみたいなオシャレな心地よさ。