Moon Safari『Himlabacken Vol. 1』
今回のアルバムはMoon Safariの『Himlabacken Vol. 1』。
あっ、これめちゃくちゃ好きだ……
前作『Lovers End』同様、バチバチの変拍子や10分前後の大曲をポップにまとめあげるバランス感覚は遺憾なく発揮されている。
けれども、前作よりもちょっと身近になった気がする。
なんでだろう。音がよりハードロックっぽく、直線的になった(パートが増えた)からかな。
『Lovers End』は都会の冬の朝という感じだけど、今作はどちらかというと田舎の冬の朝という感じ。ぼくはこちらのほうが断然好みだな。
曲構成も、妙に気取ってなくて気持ちいい。
これはtr.6の存在がデカい気がするな。プログレ然とした曲群の中に突如現れるどストレートなアコースティックフォーク。しかも歌詞は自分の赤ちゃんへの愛を綴ったものときた。これはすごいよな。一気にバランスを概念方面から生活方面へ持っていく荒業というか。最初に聴いた時笑っちゃったもんな。
お気に入り度★★★★★
「Mega Moon」「Sugar Band」が好き。イヤ~いいアルバムだなあ。「快作」って感じ。よくやってくれた。
まさに冬の朝にピッタリですね。京都は田舎。